ビール粕 乳牛の飼料に 石原さん提供 「乳の出が良くなった」と酪農家

稚内初のクラフトビール醸造所「ヤムワッカ・ブルーイング」(石原崇代表)=末広4=の製造過程で出る麦芽の搾り粕を、豊富の酪農家・高橋裕一さん(36)が乳牛の飼料として使っている。高橋さんは「生乳の出が良くなった」と効果に喜んでいる。
父親から3年前に経営を引き続き、豊富の有明地区で牧場を経営する高橋さんは約80頭の乳牛を育て、年間360㌧の生乳を出荷している。
麦芽の搾りかすが牛のエサに適している事を知っていた高橋さんは、石原さんの醸造所でクラフトビール仕込みで出た麦芽の粕の提供を受け、2月上旬から麦芽を牧草と混ぜって乳牛にエサとして与えたところ、1日当たり平均23㌔だった1頭分の乳量は3㌔を増えるという効果があらわれた。
毎日夕方、乳牛に麦芽を与えている高橋さんは「ビール粕という副産物で牛は高栄養かつ体に負担の少ない飼料を得て乳量が増え、私たちも生活の糧にすることができます」と話し、今回の麦芽の粕の提供に「地元企業であるヤムワッカブルーイングさんから提供していただき本当に有り難く思ってます。このビールが更に人気になり生産量が増えることを願っております」と感謝していた。
ビール材料のホップなどの話題で昨年秋から高橋さんと親交があるという石原さんは「醸造所としても高橋さんに提供することで食品ロスに繋がる。有効活用して頂き有り難い」と話していた。(武田誠司)


