政府の対策に憤り 東日本大震災15周年講演会 被災・避難者の鈴木さん語る

未曾有の惨事となった東日本大震災が起き間もなく15年を迎える中、高レベル放射性廃棄物施設誘致反対市民の会による大震災15周年講演会が8日、東地区活動拠点センター開かれ、自らが福島第一原発事故の避難者として塗炭の苦しみに遭い今は「避難の権利を求める原発避難者の会」(札幌)会員の鈴木哉美さんの講演会が開かれ、日本政府の被害者救済と事後対策の不作為について言及した。
当時住んでいた福島県郡山氏から息子二人と東川町に避難し、帰還後に再び同町に再避難し、地域おこし協力隊、役場嘱託職員を経て被災から8年後の19年に東川町議となり原発避難者の会員として映画「決断」に出演するなど精力的な活動を続けている鈴木さん。子どもの頃、伊豆に住み防災意識が高かった鈴木さんだが避難した学校グラウンドでの地割れの土煙の光景、家族とよく行っていた双葉海水浴場の巨大津波後の壊滅的状況には絶句し、その後は緊張の日々だったと回顧。
郡山の自宅の除染が6年近く経った15年12月にあり、除染した土壌を庭の一角に埋めるもその上部だけ草が生えないなど、放射線の恐ろしさを肌で感じたこともあったとした。
大熊町の「復興ビレッジ」に70億円もの巨費を投じるなど講ずる政府(県なども)の被災者切り捨ての対策には腹が煮え繰り返る思いがしたとし、事故から時間が経てば経つほど被災者への救済・支援策をなおざりにする政府の対策に対し、憤怒の感情をあらわにしていた。


