東日本大震災から15年 宮城県人会の中澤さん わっぴーで16日と23日番組

2011年3月11日に発生した東日本大震災発生から間もなく15年を迎える。震災直後に故郷のワカメ漁師などを支援するため稚内から小型船を送った宮城県人会の中澤和一会長(78)は「15年が経ち知人から街の復興が進んでいることを聞いて、故郷で逞しく生きる友人達を誇りに思う」などと支援船で漁をしていた仲間の写真を見て故郷への思いを強くしている。
死者・行方不明者含め2万2000人以上が犠牲となった東日本大震災の発生後、津波で船が流されたワカメやアワビなどの漁師への支援として、元底引き漁船員の中澤さんは稚内や猿払、利尻など漁師仲間に声をかけ気仙沼市などに32隻の小型漁船を提供。船を送った漁師からの返礼の手紙には「稚内などからの善意と誠意は、海の男達の心に活力、活気を与えてくれて心意気が、三陸の浜にしっかりと伝わりました」などと書かれ、手紙を読み返したり、互いに近況報告している。
毎週月曜日午前10時からFMわっぴーの番組「和一のなつかしき昭和から明日へ」を担当する中澤さんは今月16日と23日には震災の事を取り上げる。16日は漁船の支援船の事などを伝え、23日は気仙沼市で暮らし4年前に亡くなった兄の震災の経験談などを語る。
中澤さんは津波を経験し当時67歳だった兄について「兄は仕事場だった水産加工場から車で帰る途中に津波に巻き込まれた。車が水没する前に座席などのスポンジをとっさに剥いで簡易的な防寒着を作り、救助されるまで寒さをしのいで助かりました」と兄の経験談を語り、海が近い稚内も地震があれば津波が来る恐れがあり「経験談を参考にしてほしい」と話し、震災から間もなく15年を迎えることに「故郷の友人らは逞しく生きている。私は稚内に住んでいますが故郷のワカメを色々な人に紹介して互いの街が良くなるよう頑張っていきたい」と話していた。


