時の話題 「信金調査に溜息」
先日、小紙に稚内信金が調査した主な営業エリアの景況観測を掲載した。昨年10~12月期実績DI(業況判断指数=良い又はやや良いの割合から悪い又はやや悪いを引いた数値)は売上額、収益ともほぼ前年同期並みのマイナスとなり、地域の経済パイが縮小しているとし、今年1~3月期は冬季閑散期のため低調な見通しとした。
人口減少に伴う消費の停滞はいかんともしがたく、地方の活力が失われていることに失望の思いを増幅している。地域が先細りして行く現実に触れ調査する〝しんきんさん〟自体が将来への懸念を募らせているのかな―と考えざるを得ない。
今調査では「特別調査」として毎回、景気動向調査に協力している185社のうちの57社(製造業20、卸売業7、小売業7、サービス業7、建設業8、不動産業8)に信金中央金庫が実施している全国にある中小企業景気動向調査回答にも協力してもらった。
それによると、会社個々の売上予測で「変わらない」42・9%、増加26・1%、減少30・4%。昨年との比較で19%までの増加23・2%、10%未満の減少21・4%が多数を占めた。昨年と比べ売上増加を見込む会社が5・4%減少した。
業績上昇もしくは維持を見込む経営者にとってネックとなっていた人手不足は外国人技能実習生によってある程度埋まるも経営資源となる売上げや受注増は見込めず一部では内部留保取り崩し、公的資金借り入れで凌いでいる会社があり青息吐息どころか〝赤息溜息〟の状態に。筆者の肌感覚以上に疲弊する現況に天を見上げる。

