時の話題 「春遠からず」

 2月半ばは冬の真っ最中であり雪が降り時には吹雪になる。当然春までには月日があるわけだが「地球温暖化」と事あるごとに叫ばれ北極海の氷が壊れ融ける光景をテレビで見るにつけ「春よ来い。早く来い」と願うのは致しかたないのか。
 最北の当市にあっても春の息吹きが感じられるようになった。陽が長くなり時には麗らかな日もある。明後の日曜の気温は0度まで上がるそうな。
 今月19日は二十四節気の「雨水」。雪が雨に変わる頃とされる。厳しい冬から春のとば口に立つ頃を雪国の住民は待ち望んでいる。そうするうちに別れの季節がやって来る。3月1日に道内にある高校の卒業式が行われる。進学する子もいれば就職する子もいる。
 季節のとば口は人生のとば口でもあり、親頼りの人生から自らが考え決断する大人の人生を歩み始める。
 でも18歳といえば未だ々々子供である。家庭内や学校の中で辛い経験し、何も考えない成人より大人びた18歳もたまにいるだろうが大半は卵から孵ったばかりと論じてもよく、これからが勝負になる。
 「勝負」と書いたがそもそも人生に勝ち負けはない。偉くなったから、お金持ちになったからなどと言えど勝ったことにはならず人生の過程を現しているにすぎない。
 勝負事でもあるまいし豊かな心持で小さな自分なりの幸せを掴めればいいわけで、うだつが上がらなくても良き伴侶を得て子どもを授かり幸福であればそれでいい。
 筆者含め何んと浅はかな人生を送っている人が多いことか。