時の話題 「あす公示」

 「真昼の決闘」ならぬ「真冬の決戦」となる第51回衆院選。前回2024年の選挙から1年3カ月しか経たず任期を2年9カ月残し700億円以上の費用をかけて行うほど国会は機能しているのか。理不尽かつ忸怩たる思いが募る。
 筆者は元々、政治家には期待しておらず、この国の政治は優秀な高級官僚によって司られていると考えており、選挙で立候補者が何と美辞麗句を説えようと「この時ばかりだ」と信じている。
 昨年10月に自民党総裁から総理になった高市早苗氏だが、日本初の女性総理として期待度高く、事実内閣支持率が70%ほどと異常に高い。男性政治家にない、ある意味だが柵の薄い人間関係に努め、その結果が新年通常国会冒頭の衆院解散であり「勝てる」と踏んだ決断だったのだろう。
 真冬の決戦に是非はあろう。とりわけ北海道など雪国での反発は強いものの、「専権事項」とする憲法七条解散によって与党政治家の反対を押し切った。
 片や野党の立憲民主党と26年もの間の連立与党から別れた公明党が中道改革連合という新政党つくるも今いち評価は高くない。
 ゲーリー・クーパー主演の「真昼の決闘」では無法者一味に保安官が立ち向かい正義が勝つ筋立てだったが、真冬の決戦の勝者は。
 全国紙の分析では自民党が優位のようだがいつも書くよう選挙は水ものである。妥当なところは日本維新との与党で過半巣となるも自民党安定多数の241(過半数233)、絶対安定多数の261は難しいと見るが結果はいかに。結論申せばやる意味ない選挙だ。