時の話題 「漁業の将来」

 稚内市地方卸売市場(機船漁協)、稚内漁協市場で今年の初競りが行われ、いつものように黒川、岡田組合長が水産のマチ稚内の水産業発展を期した。
 当市の基幹産業が水産業ということに異論をはさむ市民、市外の人はいないものと思っているが、往時の生産高に遠く及ばず衰退していることは事実だ。
 この2漁協に対し宗谷漁協はホタテやタコなどの漁が堅調で対比を成し、稚内市も生産・環境施設への助成を増やしている。先の2漁協の生産高と比べても行政として至って当たり前の事と見られ、稚内の水産業に二極化が進んでいる。
 宗谷漁協はホタテの対中輸出ゼロによる痛手は大きかったが、販路を中国以外の東南アジア、EU、米国向けを多くし凌いだが、ここに来て稚貝の数量が足りず将来への不安が膨らんできている。
 稚貝は日本海側の漁協に依存しており、その稚貝が上手く育っていないということだと思うのだが、であればと自前の稚貝を育てようとしている。今の宗谷漁協はそれほど力があり他漁協に頼らない生産体制を築くだろうし市も支援している。
 市街地2漁協の将来は厳しい。旧態依然の漁を踏襲するだけでは先がない。魚類の浜値が高く昨年は2漁協とも22億円ほどの生産高になるも今後、値崩れが起きないとは断言できず何よりも漁獲量が減っていることは、地球温暖化による海洋環境の大きな変化によるものだけに対処策も難しいか。
 とりわけ沖底漁の前途を危ぶむ。船体老朽化により代替船舶を求める資金があればいいが。波高しか。

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