鮮魚上場し初競り 稚内漁協 機船漁協 三本締めで豊漁祈願

けさ行われた稚内漁協の初セリ

稚内市地方卸売市場での初競り

 稚内漁協の初競りは6日朝、市場で行われソイなど鮮魚が上場され、買受人らの威勢よい掛け声が場内に響き渡った。
 競りに先立ち岡田組合長が関係者80人余りを前に、昨年の取扱実績について「秋サケの不漁やナマコ価格の下落、イカ釣り漁の漁獲規制など主要魚種の取り扱いに大きな影響があったものの、毛ガニやタラバガニの好漁やノナなどの取り扱いが伸び数量で792㌧となり、金額は21億5000万円(前年19億2000万円)の実績となりました」と振り返った上で、今年一年について「今後も水産業を取り巻く環境は、まだまだ厳しい状況が続くものと思われるが今まで以上に安心安全な水産物の安定供給に向け役職員一丸となって頑張って参りたい」などと挨拶した。
 来賓の工藤市長が「皆さんの取り組んできた資源育成など沿岸漁業が持続的に発展できるよう進めていきたい。組合員の皆さんには魅力ある漁業環境作りを更に進めて頂き一層、発展されることを祈念致します」、吉田道議が「令和8年の8という数字は商売繁盛のすえひろがりの大変めでたい数字であります。皆さんの力で基幹産業の水産業を支えて頂き、今年は午年であり、皆さんの食卓に〝うまい〟魚を皆さんの力で提供して頂きたい」などと挨拶した。倉政基専務理事の音頭で三本締めが行われたあと、シマゾイなど15箱が競りにかけられた。
 買受人の男性は「初競りで鮮魚が並ぶのは喜ばしいことで良いスタートを切った」と話していた。
 稚内市地方卸売市場で6日朝、2年ぶりにオッター船が水揚げしたタラなど730箱の初競りが行われ、買受人の威勢よい掛け声が響き渡った。
 午前7時の初競りを前に、工藤市長は「生の魚が市場に並び明るい気持ちになっており昨一年間、取り扱い数量、金額ともに上回り胸を撫で下ろしている。TAC(漁獲可能量)など厳しい海洋環境にあるが、今年一年間、大漁で魚価が安定することなど祈念したい」などとの挨拶に続き、黒川稚内機船漁協組合長は、昨年は1万5000㌧(前年比19・2%増)、金額22億1000万円(同20・2%増)だったことに触れ「前半の悪天候により出漁出来なかったが、12月には好調な水揚げがあったことなど好条件が重なり前年を上回った。今年も事故なく安全に操業し、市場が沢山の鮮魚で潤うよう努力して参りたい」などと述べた。
 このあと中陳買受人組合長が「200カイリ前に、60数隻あった底引き船はかけ廻し4隻、オッター1隻と減ってしまった。漁獲少なく仲買人の経営も厳しかった。知恵を絞りピンチをチャンスに替え困難を乗り越えていきましょう」などと挨拶したあと南市場部長の音頭で三本締めが行われ、今年の豊漁と安全操業を祈願した。
 沖底漁船は5日午前0時頃に出漁し午前3時までに帰港。タラ、赤カレイ、タコなど上場した。