時の話題 「慎ましい生活を」

 新年まであと4日。人もモノも大移動する中、群馬の関越自動車道で60台以上の車が巻き込まれる事故があり2人が亡くなり、道内でも家族でスキーに来ていた5歳男児がゲレンデに向かうエスカレーターで腕を挟まれ死亡する事故があった。
 冬場の多重衝突は冬季間、しょっちゅうあるが、年の瀬の繁忙期事故はよくあることにしても、幼気な子どもの死には何とも慰めの言葉もない。
 年末になると道路は勿論、航空路も鉄路も人でごった返し積雪期とあって北海道など雪国では車の事故が増える。タイヤが滑りスリップする可能性が格段に高くなるので無理な運転は禁物なはずなのだがトラックのプロドライバーはじめ運転者は先を急ぎがちになる。スピードを出し車間距離を狭くすれば衝突し事故が起きるのは道理である。
 稚内からは何処へ行くにも距離があり行先の行動など考えれば車が重宝で増してや家族での移動となれば暫定税率廃止見込みのガソリン安もあって昨年などと比べると車利用頻度は高まってしまう。
 不幸は何時やって来るのか予測できない。ちょっとした判断ミスでどん底に陥ることがある。年の瀬、新しい年での酒の飲み過ぎにも注意しなければならない。幸せの時は一時だが不幸は続けて起こり連鎖する。
 事故だけでなく特殊詐欺にも要注意だ。あの手この手で甘言を駆使しお金をむしり取ろうとする手合いには用心しなければならない。根こそぎ持っていかれるのが落ちだ。
 物価高騰の折でもあり慎ましく生活するのが一番のようだ。