時の話題 「ジャンボ死す」
尾崎将司というよりジャンボ尾崎で名を馳せたゴルフ界屈指の大立者が亡くなった。享年78歳だった。センバツの優勝投手として当時の西鉄に鳴物入りで入団するも投手はおろか打者としても成績を残せずプロゴルファーに転身し2年目から頭角を現した。
兎にも角にもドライバーの飛距離は並外れたものがあり300ヤード(270㍍)は飛び「ジャンボ」なる呼称が付いた。80、90年代の強さは賞金王を連続5年(通算12度)取るなど飛ぶ鳥をもゴルフボールを落としてしまうのではないかと言われるほど強かった。
黄金時代から他人の債務保証をし多額の借金を抱え破産宣告したが、50代になりシニア大会への出場権が与えられるのに頑としてレギュラー大会に出場し続け52歳で優勝したのは語り草になっている。
このジャンボさんだが飛距離を飛ばし一世を風靡したかのように言われたが、実のところはアイアン、パットの寄せと小技が秀でていた。野球で投手をやり繊細な指感覚があったからだったようだ。
永年、キャディーを務めた人の話によると人一倍、負けず嫌いだったそうで、小技の巧みさと負けじ魂が彼を超一流ゴルファーにしたのだろう。
それと〝ミスタープロ野球〟こと長嶋茂雄さん同様、人に見えない所でクラブを振るなどした努力が超一流選手に押し上げたのであろう。
スポーツだけでなく芸術などもそうだが普段の練習・稽古をし続けることができるかが成功か否かの分れ道でもう一つ大事なのが天運を持っているかだ。


