特定技能生として再就労 稚内福祉会のインドネシア人実習生

3年の技能実習を経て稚内福祉会に特定技能介護の職員として、1日から再び就労しているインドネシア人のエミ・パトマワティさん(25)とシャリファさん(25)は「日本語のレベルアップのために勉強し、介護の仕事に活かして頑張りたい」と抱負を語った。
2人は、同会の1期目の外国人技能実習生として令和4年11月から特養老人ホーム富士見園で就労し、3年を迎えた今年10月で修了。約一か月間の帰国を経て12月1日から 2人は在留資格を特定技能に切り替え、再び特養で介護員として就労している。
再び稚内で働くことになった2人は「仕事が楽しく、沢山の人に仲良くしてもらい働きやすかった。利用者さんの感謝の言葉や笑顔がやりがいに繋がっています」と戻った理由を語り、母国を離れ、稚内での3年間の生活には「日本に初めてきて言葉がわかりませんでしたが、皆さんが優しく教えてくれた。稚内の生活にもずいぶん慣れました」と振り返っていた。
一時帰国し、家族や友人と旅行を楽しんだという2人は「リフレッシュすることが出来ました。稚内の気温に慣れていたのでインドネシアは暑かった」と笑顔を見せていた。
福祉会には現在、8人のインドネシア人が就労しており、後輩たちとたまにパーティーをして母国の郷土料理など楽しんでいる。「後輩たちは皆んな同じところからた家族のように感じています」とも話していた。
濱塚施設長によると、道北の福祉施設で技能実習生が戻るケースは非常に珍しいとし「先輩として今後も新たに入る実習生などの模範になるよう頑張ってもらいたい」などと期待している。


