今季最終 広島へホタテ貝殻 カキ養殖用 ノース工房分も一緒に移出

 天北1号埠頭に野積みされていたホタテ貝殻の船積み作業が8日行われ、今季最終便として500㌧以上がカキ養殖用に広島へ送り出された。
 今季は第1便があった6月2日以降、数カ月に1回のペースで移出され、8日には鹿児島船籍の貨物船第七鹿児島琥珀(499㌧)への船積み作業が、2台のクレーン車によって夕方まで行われ、1㌧ほどの貝殻が入ったモッコが次々と船積みされたあと、船は広島県に向け出港した。
 恵比須4にある障がい者就労支援施設ノース工房が請け負った広島でカキ養殖で使う穴を開けたホタテの貝殻も、今回の便で発送された。
 吉田一正施設長は「貝殻の仕事を頂いている広島の丸栄の社長さんが11月下旬、工房に年末年始の挨拶で来られ、利用者の作業を見学していきました」と話していた。