平成以降、最低の水揚げ 宗谷海調委 管内秋サケ定置網漁
宗谷海区漁業調整委員会は、今年の管内の秋サケ定置網漁の最終漁獲状況をまとめた。管内全体で昨年を27・5%下回る82万5345匹と平成以降の37年間で最低だった。
累計はオホーツク海西部81万5406匹(前年対比26%減)、金額31億5151万円(同5・3%減)、日本海北部9939匹(同72・7%減)、3118万円(同69・3%減)の82万5345匹(同27・5%減)、31億8269万円(同7・2%減)。
一匹当りの平均単価は3856円(前年3014円)と上回った。
海調委は「全道的に海洋環境の変化や海水温が高いことが影響しサケが戻ってこれなかったことが考えられる。それでも全道的に見れば管内はまだ漁獲されている方」などと話していた。
漁協別最終漁獲量次の通り。
〈オ海西部〉▽枝幸 47万3694匹(前年対比26・1%減)▽頓別 10万5679匹(同7・1%減)▽猿払村 14万5705匹(同23・8%減)▽宗谷 9万328匹(同42・1%減)
〈日本海北部〉▽稚内 9939匹(同72・7%減)

