今冬初めてまとまった雪 稚内地方 開運で16㌢ 除雪追われる

 真冬並みの寒気の影響で稚内地方は、2日夜から3日朝にかけてまとまった雪が降った。積雪は10センチを超え市内幹線道路には除雪車が出動し道幅を確保していた。
 稚内地方気象台によると、1月並みの寒気が入った影響で2日夜から断続的に雪が降り、3日朝までに10センチ以上の降雪となり、午前9時まで積雪は開運で16センチ(平年9センチ)、声問9センチ、沼川11センチを観測した。
 今冬初めてのまとまった雪で、市街地の国道40号や稚内天塩線などの道道、副港通りなど市道幹線道路は今季初めて除雪車が出動=写真。住宅街も10センチ前後の雪が積もり、朝早くから市民が除雪作業に汗を流した。中央地区の男性はスコップを手に「本格的に雪が降り、3月まで雪掻きを頑張らないといけない」、別の人は「湿り雪で雪が重く除雪が大変」と話していた。
 気象台によると、午後にかけて更に強い寒気が南下する影響で、雪の降りやすい状態は続き、4日朝までに多い所で15センチの雪が降る予想だが「雪雲の動き次第では更に雪が多くなる可能性がある」としている。
 

「児童が雪遊び楽しむ」

 稚内地方にまとまった雪が降った3日、中央小で休み時間にグラウンドに積もった雪で遊ぶ児童たちがいた。
 2日から降り続けた雪は稚内開運で午前10時には20㌢近く積もり中休みにはグラウンドに出た児童たちが雪の上に寝転んだり、雪合戦をして楽しそうに遊んでいた。
 今シーズン初めて雪遊びをしていた児童は「楽しい」と友達と雪をかけ合っていた。