来年4月から一般社団法人へ シルバー人材センター 道内で初めてのこと

 稚内市シルバー人材センターは、26日午後に文化センターで開いた臨時総会でこれまでの公益社団法人から一般社団法人化することを決めた。中澤理事長は「会員さんに入会して良かったと思って頂ける人材センターにしていきたい」と話してた。
 昭和56年に稚内市高齢者事業団としてスタートし、平成元年に新たな組織として設立された稚内市シルバー人材センターは、同24年に公益社団法人に移行。その間、行政機関などの監督のもと、事業の自由度が制限されていたが、就業機会を拡大するための新たな業種への参入、福利厚生面を手厚くし更なる会員拡大を図るため来年4月1日から一般社団法人化に移行することを決めた。
 臨時総会では出席者や委任状出席合わせて100人以上の会員の賛成があり、道内40あるシルバー人材センターでは初めて一般社団法人化することを承認した。現在176人いる会員を更に増やすため中澤理事長は「会員さんが人材センターで働いて良かったという口コミが入会拡大に繋がっていく。働きやすく楽しい環境作りに努めていきたい」と本紙の取材に答えていた。