稚内吹奏楽団 高校生指導 稚高9人、大谷高6人参加

 稚高、大谷高の吹奏楽部員の演奏技術向上に力を入れている稚内吹奏楽団(飯沼剛団長)が21日夜、文化センターで団員の練習兼ねて高校生を指導した。飯沼団長は「地区のレベルアップに繋がれば」と期待を寄せている。
 高校生のコンクールが終わる10月から大会が少ない来年3月末までのオフシーズンに合わせた学生支援制度を昨秋からスタートさせ、2年目の今季取り組みには楽団の練習生として稚高から9人(2年4人、1年5人)、大谷高から6人(2年2人、1年4人)の15人が参加している。
 今月29日夜にあるウインターコンサートに向けて吹奏楽団員は21日夜、練習生も交えてパートごとに分かれて練習し、全体練習で本番を見据え音合わせを何度も繰り返していた。
 パート練習で楽団員から音の出し方など基礎から指導を受けていたトランペット奏者の稚高2年生の神都美さん(17)は「経験豊富な楽団の皆さんから指導を受けるのは、とても勉強になります」と話していた。
 飯沼団長は「団員と共に基を礎学び、沢山の人と音を出す楽しさと、刺激をもらい上達してほしい」、音楽監督の杉谷賢俊さんは「スキルアップに繋げてほしい」と話していた。