監理団体の選定も大切 外国人材受入セミナー

宗谷総合振興局主催の外国人材受入セミナーが20日、稚内保健所で開かれ、外国人の受け入れ体制などについて知識を深めた。
稚内商工会議所と共催で、技能実習や特定技能の在留資格や制度について理解を深めようというセミナーには、会場とオンライン含め事業主ら14人が参加し、人材サービスを行うキャリアバンクの水田充彦海外事業部長の「外国人材をめぐる制度を知り、受入れ体制を整えよう!」と題した講話を聞いた。
全国には約400万人、宗谷では昨年12月末で1513人の在留外国人がいる中、在留資格に関する規則が強化され、不法就労に対して厳しく取り締まるようになるとし、仕事内容の制限、時間、期間など制度についてしっかりと知識を持つ必要があり、不法就労が発覚すると雇用主も処罰の対象になると説明した。
技能実習制度が2027年に廃止となり、人材確保や育成を目的とした育成就労制度が導入されるとし「外国人材は、日本人では採用しにくい場合でも、ほぼ100%雇うことができる反面、初期費用や監理費用が必要となる。監理団体も多数あることから、給料だけでなく数社に話しを聞いて選定することが大切」などとアドバイスしていた。


