一日署長に西岡、白幡さん 稚税署 税作文で入賞した中学生

 中学生の税についての作文で北海道知事賞に輝いた西岡凪砂さんと、北海道納税貯蓄組合連合会長賞の白幡愛梨さん(ともに南中3年)が20日、一日稚内税務署長に就任し、署内の視察など行った。
 将来を担う中学生に作文を書くことで税に対する関心を深めてもらおうという作文コンクールには、全国6339校から42万2594編、稚内税務署管内では8校から113編の応募があった。
 平山稚内税務署長から委嘱状が交付された2人は、署長の机で書類に決済の判を押し、稚内地区納税貯蓄組合連合会の役員らと名刺交換などしたあと、署内の業務を見学した。
 署長訓示として西岡さんが「音楽と税金」、白幡さんが「私たちの生活と税」の作文をそれぞれ朗読した。平山署長は「2人の作文を拝聴し、円滑で適正な業務を行うよう励んでいく所存です。これから社会人に向けて様々なことを体験し、より一層の活躍を期待しております」などと挨拶した。
 一日税務署長を終え、西岡さんは「税務署長の体験は緊張しましたが、自分の好きな音楽を通じて税について伝えることができ嬉しい」、白幡さんは「今まで税について知る機会がなく作文を書くことが出来て勉強になりました。一日税務署長の体験を通し見えないところで支えて頂いていることを感じました」と感想を述べていた。