週末雑感
11月もアッという間に半月が過ぎた。雪への備えを一通り終え正月に向けひと踏ん張りとの気構えに一様あるようだが、正月用食品はこの数年ないほど高く、筆者個人もこれまでの御歳暮を代えなければならないかと、悩んでいる。
御歳暮の品はサケ、ホタテが主だったものの、不漁もあってサケは法外な値段をつけ卵のイクラもこの数年来の高騰からワンランクアップしている。それほど高くはならないと踏んでいたホタテも値上げされ、懐具合からの目安を超えてしまい何を贈ればいいものかと思案している。
そうは言っても稚内から贈るのに水産品は欠かせず、たら子や島の飯寿司で急場を凌ごうかと思っている。
この10カ月半、いや昨年来からの2年以上あらゆる飲食料品やモノやサービスの高騰に庶民は呻吟してきた。国民政党だったはずの自民党に政権担当能力が失せてしまい国民は物価高騰に喘ぐばかりだというのに政治家は天下泰平の御様子で国民に寄り添おうとの振りをするだけ。それを象徴するのが高市内閣の大臣や副大臣の言動に表出している。
期待され過日の支持率が70%を超えた高市総理も中国の琴線に触れるような台湾絡みの発言をするなど攻撃的な見解を述べ物議を醸している。
国の骨幹である政治家の体たらくは目に余る。他人を信じていない筆者は「こんなもんだろ」と諦めているが人を信じ懸命に生きている国民は少なくなくこの不安定な世相に惑わされている。
孫子の時代はカオス(混沌)そのものとなる可能性が高い。


