現役船員らも聴く 中澤さん 底曳き船員時代の昔話

 稚内市民観光ボランティアガイド主催の観光講習会が8日夕方、市立図書館で開かれ、元会長の中澤和一さん(78)が底曳網漁の歴史などを語り、現役船員らも興味深く聞いていた。
 4月から10月まで月1回、観光マイスター初級試験に向け講習会を開催していた中澤さんだが、11月から全3回で底曳網漁の歴史などに特化して開くことになり、初回は会員はじめ現役底曳船員、底曳船員OB、一般から定員いっぱいの30人が集まり受講した。
 故郷の宮城県気仙沼市の法被を着た中澤さんは、200海里規制前に稚内港は10年以上も全国2番目の水揚げ量、当時は底曳船が60隻以上あり、旧瀬戸邸がある前の通りは親方通りといわれ豪邸が10軒以上あったことなどに触れ「仲通りなどは普段でも北門神社例大祭のお祭りがあったような賑わいだった」などと振り返り、危険も伴う漁も多く「冬場の漁は波で船体に付いた着氷を20分に一回、砕かなければならないほど過酷だった」などと話していた。
 次回は11月29日午後2時から市立図書館で開かれる。