旧瀬戸邸で重陽の節句 和服でもてなし実行委 伝統文化学び抹茶味わう

 稚内和服でおもてなし実行委員会による重陽の節句イベント「重陽の節句お茶会」が26日、旧瀬戸邸であり、参加した市民らが日本の風習などを学びお茶を味わった。
 旧瀬戸邸の歴史を学び日本の伝統文化を楽しむ機会にと開かれたもので、午前と午後の部合わせて定員いっぱいの12人が参加した。
 代表の竹内ひとみさんから重陽の節句の由来や厄祓いの時に飲む菊茶、この時期は虫干しも兼ねて秋にひな人形「後の雛」を飾ることなどを教わったあと参加者は茶室で市内のお茶愛好者が点てた抹茶を飲むなどし日本文化に触れた。
 竹内さんは「先人たちが大切に守り伝えてきた日本の文化を、節句のイベントなどを通じてこれからも伝えていきたい」と話していた。