「水切り大会」で加藤くんは4連勝ならず3位、母親のこのみさんは優勝

表彰台に立つ母このみさんと幹太君

 今月12日に高知県で開かれた仁淀川国際水切り大会で、小学生の部に出場した南小4年生の加藤幹太君(10)が3位、レディースの部に参加した母親このみさん(39)は優勝した。親子での表彰台に「初めて親子での入賞は嬉しい。思い出の大会になりました」と喜びを語った。
 国内の水切り界では聖地と呼ばれる第22回仁淀川国際水切り大会には、小学生から大人合わせて4部門に150人余りが出場。中国など海外からも参加し水切りの回数と距離、美しさの3項目で競われた。
 予選を順調に勝ち上がった幹太君は16人による決勝トーナメントで1回戦はシードとなり準々決勝は突破したものの、高知県の選手と対戦した準決勝で敗れ決勝進出はならなかった。
 レディースの部で神奈川県の選手との決勝に臨んだ母親このみさんは、水切り回数が自己最高の20回を達成したことなどで初勝利。「これまでの大会で4位が最高だったので嬉しい」と話していた。
 今季は5月から大会に出場していた幹太君は9月の栃木大会まで3戦全て優勝し、仁淀川大会で4度目の優勝を狙っていただけに、本紙の取材に「悔しい」と言葉少なめに答えていたが来年の大会に向けては「絶対勝ちます」と力強く語った。
 今後はオフシーズンとなり来春まで大会はないが、トレーニングで天候が良い時はノシャップの水族館裏などで練習を親子2人で行いたいとし、道内での水切りは中川町主催の天塩川大会しかないが「稚内でも大会を開き水切り愛好者を増やしたい」と語っていた。