災害での道路被害想定し訓練 稚内開建、稚内消防署など

立往生した車を重機で移動する訓練


 
 大規模災害による道路被害を想定した防災訓練が15日午後、稚内道路事務所駐車場で行われ、参加者が大地震や津波による道路の瓦礫撤去の手順など確認した。
 大規模災害により道路被害が発生した際の復旧までの流れを確認する訓練には稚内署、稚内消防署、道路維持業者ら35人参加した。
 参加者を前に、稚内開建の千葉道路事務所長が「大規模災害が発生すると、瓦礫や電池の倒壊など車両の通行を妨げる恐れがあり、緊急車両のルート確保が求められる。訓練を通し連携が深まることを祈念いたします」などと挨拶した。
 大地震と津波被害によって瓦礫や電柱が倒壊し、立ち往生した車両が国道を塞いだことを想定し訓練が行われた。
 被災後、各機関が情報共有など行い、重機を使って道路を封鎖する瓦礫を撤去。消防が車両のドアを破壊して閉じ込められた人を救助し、車を重機で運び国道を確保していた。