テープカットし完成祝う 市長自ら見学会の案内役 【新庁舎】

新庁舎の完成を祝うテープカット

見学に訪れた市民を案内する市長

 新庁舎の開庁セレモニーが13日、庁舎1階で行われ、関係者や見学に来た市民らが防災機能を強化し窓口業務など利便性を向上させた庁舎の完成を祝った。
 開庁セレモニーに出席した関係者100余人を前に、工藤市長が「この日を迎えられたのも市民はじめ工事関係事業者など多くの皆さんのご支援とご協力によるもので、心から感謝申し上げます」と挨拶し、新庁舎に「窓口サービスや防災拠点機能、交流機能など様々な機能を一層充実させることは建設事業を通じて具現化できている。新しい庁舎は世代を超えて市民の皆さんと共にこれから歩み、市政運営の拠点として職員と共に市民サービスを充実させ、このマチの発展に努力し続けることが私達に求められている最大の役割であり、気持ちを新たにしています」などと力強く述べた。
 吉田市議会議長は「身近な議会を目指し市長と真正面から議論し活発な議会にして参りたい」と述べ、来賓の武部衆議は「稚内のシンボルとなる庁舎で北海道、道北の地域をリードして頂きたい」、川原田衆議は「新しい庁舎で未来を切り開き若い人達が希望が持てる街づくりを進めて頂きたい」、吉田道議の「これからの稚内にとって大切な機能が庁舎に集約されている。市役所が50年、100年先を見守ってもらえる建物になることを確信しています」などとの祝辞に続き、施工事業者など16社に感謝状を贈呈し、工藤市長はじめ吉田議長、中央小、稚中、稚高、大谷高の児童生徒ら9人でテープカットし供用開始を祝った。
 セレモニー後、市民見学会が開かれ、市長が市民らを4階の供用スペースのラウンジを皮切りに、議場など1階までの各室を案内した。ラウンジからの眺めに、50代女性は「海も見れて、友人との待ち合わせに使いたい」と話していた。

きょうから業務開始

きょう朝、窓口に支払いに来た市民

 市役所の新庁舎が14日から供用開始し、職員が新しい職場で業務をスタートさせ、窓口サービスには朝から市民が手続きに訪れていた。
 1階には市保健福祉センター(中央4)に入っていた健康づくり課、長寿あんしん課などが移り、証明書発行、住所変更、各種支払いなど13の窓口サービスが横一列に並びワンストップ機能となった。14日からキャッシュレス決済にも対応した。
 一番乗りで支払いに息子(47)と訪れたという母親(78)は「室内空間も綺麗。以前の時より分かりやすい。これから来るのが楽しみ」と話していた。

ニュース

前の記事

天北堆