不正軽油撲滅で啓発 振興局 瀬戸漁業中央給油所で実施

 宗谷総合振興局(税務課)は3日、瀬戸漁業中央給油所で軽油の抜き取り調査など啓発活動を行った。
 振興局と宗谷地方石油業協同組合では、10月の不正軽油防止強化月間に合わせ、啓発活動など取り組みを強化している。
 瀬戸漁業中央給油所では、西岡宗谷総合振興局長が、石油業協同組合の菅原耕代表理事に「不正経由と関わりません‼」などと書かれたポスターを手渡していた。
 菅原氏は「不正軽油は昔と違い、ほぼゼロに近いと言っても過言ではないが、防止に取り組んで行きたい」、西岡振興局長は「不正軽油の流通抑止や情報提供を呼びかけるため撲滅に向け取り組みたい」などと話していた。
 このあと、軽油の抜き取り調査が行われた。
 振興局によると過去5年間、道内、管内ともに不正軽油の摘発はないものの、著しく安い軽油を販売している業者や灯油などトラックの燃料としているなどの聞いた場合は、不正軽油ストップ110番(0800~8002~110)やインターネットで不正軽油通報フォームを設けて受け付けしている。