稚内初 藤建とササキ受賞 国交省海事局 1級取得後の無事故評価

表彰される藤田社長

表彰される佐々木社長


 国土交通省海事局が表彰する今年度船員安全推進賞に藤建設(藤田隆明社長)とササキ(佐々木正和社長)の2社が受賞した。29日に藤田社長、30日には佐々木社長に対し、砂田道運輸局旭川運輸支局次長から表彰状が授与された。
 平成27年度から制度化された船員安全推進賞は、国交省が認定する船員労働災害防止優良事業者(1級)取得後、7年間に船員労働災害が皆無で法令違反などが無かった事業者に贈られるもので、全国で8社、稚内では初めて藤建設とササキが受賞した。
 起重船や台船などを所有する藤建設では稚内や利尻、礼文などで港湾工事を施工した際の無事故などが高く評価されたもので、藤田社長は「安全業務が高く評価されて嬉しい。今後も安全第一に工事をやっていきたい」などと述べていた。
 起重船や押船などを運用するササキでは、猿払や稚内などの浚渫工事などでの無災害が高く評価されたもので佐々木社長は「建設業においては先ず事故を起こさないことが大事な事。評価されて、大変嬉しく思います」などと語っていた。