閉場式で歴史を回顧 市議会 吉田議長と工藤市長挨拶

新庁舎完成に伴い現議場の閉場式が29日午後、9月議会閉会後にあり、現役議員や元議員、工藤市長ら関係者40人余りが出席し58年に亘って論戦を交わした議場に別れを告げた。
現議場は昭和42年9月12日から第4代議長の石﨑重義氏の下、定例会がスタート。第25代議長の吉田孝史氏までの58年間で定例会を233回、臨時会159回の合計392回の議会が行われた。この間第4代〜25代までの議長12人、第6代〜26代までの副議長18人含め118人の議員と、執行部では第2代市長の浜森辰雄氏〜第5代市長の工藤広氏の4人の歴代市長らと市勢発展に向けて議論が交わされた。
閉場式で吉田議長は議会の長い歴史を振り返った上で「議場では街の発展を願い、全ては市民のためとの熱意のもとで活動が繰り広げられた。これからは新たな議場でより活発に議論を交わし、誠心誠意で取り組んで参りたい」などと挨拶。工藤市長は「議場での様々な議論が今の私を育ててくれた。次の議会からは新しい議場で、議員の皆さんとしっかり向き合いながら、この街に期待し夢が育まれる議論に努めたい」と話し、OBとして第18代議長の小川文三氏が議員時代の思い出話を10分以上語り「時の巡り合わせで、こんな機会を与えて頂いて感謝しお世話になった議場にお礼を申し上げたい」などと述べた。
本会議での定例会や子ども議会、サハリンアンサンブル公演などこれまでの歴史を振り返るスライドショーが8分上演され、最後は全員で記念撮影していた。


