インフラ強靭化など 自民党移動政調会 市長、会頭が要望

自民党北海道第12選挙区支部宗谷管内ブロック協議会による移動政調会が28日、サフィールホテル稚内で開かれ、管内の首長ら代表者が武部衆議らに生産・社会基盤の強靭化など地域の懸案事項対策を要望した。
武部衆議、吉田、三好両道議に加え、稚内開建や宗谷総合振興局の幹部職員らがオブザーバーとして出席。要望会に先立ち武部衆議が「地域の課題に対ししっかりと取り組んで参りたい」などと挨拶したあと、猿払村を皮切りに10市町村長、経済界代表らが夫々の立場で諸課題への支援策を要望した。
工藤市長は▽地域医療体制の充実▽国境地域における交通インフラの整備・稚内自衛隊の体制強化▽基幹業務システム標準化・ガバメントクラウド移行に関する支援▽再生可能エネルギー施策▽データセンターや風車製造拠点はじめとするGX(グリーン・トランスフォーメーション)産業の誘致▽国道40号名寄・稚内間の整備促進▽酪農生産基盤の維持と強化対策など15項目。中田商工会議所会頭は▽国境地域の防衛力強化に向けた稚内自衛隊の体制維持と「特定利用空港・港湾」の指定▽地震等の大規模災害に対する生産・社会基盤の強靭化▽国土強靭化の着実な促進など7項目要望。


