カヤック、カヌーを体験 勇知川で北海学園大、大阪成蹊大学生

 豊富、稚内などで地域研修のため宗谷入りした北海学園大学と大阪成蹊大学の学生が、勇知川でカヤック・カヌーツアーを体験し稚内の自然豊かな景色を満喫した。
 地域で取り組む自然エネルギーや観光などの研究視察のため大学で経済論などを専攻する両大学の学生16人は1週間前に3泊4日の行程で豊富入りし、幌延にある風力発電、アトピー性皮膚炎に効能がある豊富温泉の取り組みなどを見学した。
 研修最終日は、勇知川で宗谷地域の自然の魅力を伝える「ポラリス・ネイチャーガイズ&コンサルタンツ」代表で自然ガイドの嶋崎暁啓さんと上勇知にあるゆうち自然学校代表の伊藤輝之さんの2人をガイドにカヤックとカヌーを体験した。
 国立公園内にある勇知川で嶋崎さんからカヤック、伊藤さんからカヌーのパドルの使い方などを教わりながら学生たちは往復1㌔のコースで川沿いに生息する野鳥など観察しながら1時間半ほどツアーを満喫した。
 ガイドを終えた嶋崎さんは「大学生の皆さんには国立公園に指定されている稚内の自然の魅力を存分に感じていただけたものと思います。単独では実施できない人数のツアーでも、伊藤さんと連携することで案内でき、今後も学校の教育旅行や企業の研修受入れなども取り組んでいきたい」と話していた。