作品「いとこ同士」で銅賞 矢吹さん 富士フィルム写真コン

中央2の写真館「矢吹写真館」を営む矢吹尚也さん(61)の作品「いとこ同士」が、全国規模の写真大会「2025富士フィルム営業写真コンテスト」で最高賞から3番目の銅賞を受賞。道内写真家としては唯一の入賞に矢吹さんは「沢山の応募作品からの受賞で、嬉しい」などと喜んでいる。
2000年からコンテストに応募している矢吹さんは今回、浜頓別に住む5歳の男の子がコロナ禍で会うことが出来なかった従兄弟2人と今年4月に初めて会うことになり、初対面記念として姉妹同士の母親の依頼で撮影した作品を応募した。
撮影同時、固い表情をしていた男の子3人は押しくらまんじゅうなどで遊んでいた時に表情が一瞬柔らかくなったシーンを切り取った。1万点近くあった応募作品の中から銅賞に輝き、17日に東京であった表彰式で表彰された。
依頼された母親からの「コロナ禍の時は家族が集まって写真を撮ることができませんでした。世の中が日常を取り戻し、待ちに待った会う日で、いとこ同士の絆が見えるリアルな一瞬を最高の笑顔で撮って頂きました」との感想に、矢吹さんは「写真家として大変嬉しいです。今後も自身の写真技術の探究のためコンテストなどに応募し、お客さんに喜んでもらえる写真を撮っていきたい」と話していた。


