大沼でカヌー、白い道にも きた北海道DMO インフルエンサー2人来管

 きた北海道DMOによる外国人向けの受け入れ環境整備事業として19日、SNSで海外に発信力がある台湾人男性とアルゼンチン人女性のインフルエンサーが大沼近くの水辺でカナディアンカヌーを体験した。2人は「稚内や利尻、礼文の自然は素晴らしい」と感想を語った。
 自然を活かした体験観光のアドベンチャートラベル(AT)を好む台湾、欧米からの個人観光客に向け、インフルエンサーによるSNSでの情報発信で誘客促進を図ろうと、インスタグラムなどでアウトドアや旅行に関するフォロワーが15万以上の台湾人、5万以上の在日アルゼンチン人を招き利尻や礼文、稚内でモニターツアーを行った。
 16日から管内入りした2人は礼文でスコトン岬、北のカナリアパークなど景勝地回り、利尻ではウニ剥きやホタテ殻剥き体験した。最終日の19日は大沼バードハウス指定管理者のSEAS(運営会社シーモア)代表の木村亘さんをガイドに往復約1㌔のコースで約1時間、稚内の自然を楽しむ一方で、カヌー上でコーヒータイムを設けゆったりとした時間を堪能した。
 その後は宗谷岬、宗谷丘陵の白い道などを立ち寄り、2人に同行していた、きた・北海道DMOの戸村元泰マーケティング担当は「海外からの旅行者はAT体験を好む。9月と10月に稚内に目を向けてもらうことで、新たな需要を取り込んでいきたい」としている。
 インフルエンサーの2人は今回の旅で撮影した記録を編集した上でインスタグラムなどに投稿し、北宗谷観光をPRする。