出来秋の勇知いも収穫 山本建設主導 高校生、南RCら200人参加

 17日、上勇知にある農園で稚高、大谷高生徒や稚内南ロータリークラブなどの会員が勇知いもを収穫し、出来秋に感謝した。
 山本建設では、若い世代から稚内ブランドに指定されている勇知いもの栽培から収穫を学んでもらいたいと昨年「勇知地区におけるジャガイモ栽培プロジェクト」を行っており今年は5月にメークイン、キタアカリ、アンデスレッド、インカのめざめの4種350㌔の種イモを植え、高校生らが雑草取りなどの世話をしてきた。
 収穫祭には、稚内養護学校、大谷幼保の園児、勇知いも研究会などから2百余人が参加し、山本建設の大森社長が「このあと食べる豚汁などを楽しみに沢山掘ってください」などと挨拶したあと、2166平方㍍ある畑から大量のイモを掘り出し収穫していた。
 稚高一年生の土川日陽さんは「新しい体験ができて楽しかった。鍬で畑を掘ると沢山イモが顔を出して嬉しかった」と話していた。
 菊池会長は「農業体験を通し、物を作る大変さなど学んでもらいたい。来年も畑を拡張しプロジェクトを行いたい」と話していた。
 収穫量は、今年の高温と降雨量が少ない影響で当初の半分の3㌧を見込んでいる。
 午後からは風〜るわっかないで勇知いもを食材にした豚汁、粉吹きイモなど食べた。