ヤングケアラーに理解を 北海道ケアラーズ 図書館で研修会開く

北海道ケアラーズ(江別)によるケアラー・ヤングケアラー支援の研修会が13日、市立図書館で開かれた。
同団体では、障がい病気などの看護や世話を行う大人のケアラー・ヤングケアラー支援が進んでいない地域に支援の火種を作ろうと全道各地で研修会を開いている。
加藤高一郎代表理事は、様々な悩みを抱えるケアラーの孤立を防ぐ対策としてケアラーカフェを道内各地で開催していることを紹介。「国の支援として介護が必要な本人には支援があるものの、それを世話する家族の法制度がない。ケアラーは思った以上にストレスなど抱えている」などと、ケアラーへの支援不足を問題視していた。
また、介護保険を利用する福祉サービスについては「すぐ福祉サービスへ繋げるべきではなく自助努力で解決出来ることはやっていかないと介護保険をひっ迫させることになる」とも話していた。
10月18日には、家族をケアしている人が語り合うケアラーズカフェわっかないが市立図書館で午前10時から開かれる。参加は加藤さん(☎070―5616―2246)まで。


