週末雑感

 プロ野球セ・リーグのペナント争いは最終盤の残り20試合ほどになり首位を争ってきた日本ハムとソフトバンクがここに来て明暗別れつつある。
 3・4軍まであり若手を育成するどころか資金力に物言わせ他チームの有力選手を引き抜き王者に君臨してきたソフトバンク。開幕後の不振を物ともせず戦力を整え8月半ばには首位となり日ハムに3連敗し0・5ゲーム差まで縮まるも打線が好調で大量得点し昨日の時点で3ゲームまで差を広げた。
 日ハムにいた近藤、有原、上沢の活躍には腹立たしいが勝負の世界ではよくあることなので諦めるしかない。
 それ以上に立腹するのは新庄監督の采配であれじゃ剣ヶ峰の戦いで勝てない。直近の3連勝したソフト戦はメンバーを固定したのにそれ以降は日替わりの打順にし勝ち運を自ら手放している。
 ここはどっしり構え一喜一憂することなくこれまでの選手の力を信じたら良い。
 CSは3位のオリックスと戦うだろう。相手の打線は破壊力あり投手力も底々で苦戦するのは必至だ。勝たねばソフトとは対戦できない。新庄監督は閃きでなくドッシリ構えた采配をし選手の力を引き出すことだ。
 14日の西武戦にエスコンに行ってくる。運命論者の筆者の勝運をチーム全体に授け逆転優勝するようしたい。下手な解説なしの生の試合を見てチーム力を分析し、その後、紙面で最終局面を占ってみたい。ご期待を。
 仮に優勝できなくとも高齢化目立つソフトの威光も今年までか。負けても将来に活かせばいい。本当に。