2年連続し稚内寄港 飛鳥Ⅱ 道北めぐりで490人乗船し

 郵船クルーズの客船「飛鳥Ⅱ」(5万444㌧・全長241㍍)が9日早朝、稚内港に入港する。稚内には昨年7月30日以来で2年連続の入港となり、稚内市など港湾関係者らが歓迎セレモニーで出迎える。
 乗客490人を乗せた飛鳥Ⅱは、道北めぐりクルーズⅡアー3泊4日で7日小樽を出港。留萌港を経て日本海を北上し9日午前6時頃、末広埠頭東岸壁に到着する。午前9時から入港歓迎セレモニ
ーがある。
 乗客はオプショナル(選択)ツアーとしてフェリーで利尻・礼文に渡り離島観光、バスで宗谷岬やサロベツ湿原などを観光予定しており、船に残る乗客に向けて末広埠頭内に「
みなとcafe」が午後8時まで開設され、市内6事業所から宗谷の塩ホタテラーメン、エゾシカロースト、焼きホタテ、鹿肉ジンギスカンなど10品以上のメニューを揃える。物販コーナーでは稚内ブランド品などを取り扱う。
 事前申込みによる市民船内見学は午後1時からで、応募388人の中から抽選で80人が船内見学する。
 出港30分前の午後8時30分から出港アトラクションとして▽大谷高吹奏楽部の演奏▽稚内海峡太鼓保存会による海峡太鼓▽南中ソーラン演舞と育英館大のプロジェクションマッピング演出で見送り、午後9時の花火打ち上げで小樽に向け出港する。