地方実習で大学生来市 NPO法人企画し 北海学園大学の片岡、永井さん

 大学生など若者に対し政治や地域の課題などに関心を持ってもらう活動をしているNPO法人「ドットジェイピー」(東京)のインターン生として、札幌の北海学園大学の学生2人が来市し地方の取り組みなどを体験し学んだ。
 法人と親交がある稚内市議会の千葉一幸議員(志政会)を通じて地域の実情を研修するため8月30日に来市。NPO法人北海道エリア支部(札幌)に所属する法学部1年生の片岡星太さん(18)、人文学部1年生の永井渉睦さん(18)の2人は2日までの研修期間中稚内市総合防災訓練に参加し大岬小で行われた稚内市平和の日記念式典などに臨場した。
 2人は市の防災訓練や平和記念式などへの参加や稚内の人達と交流したことに、札幌出身の片岡さんは「防災訓練に参加させて頂き地域の横の繋がりを深く感じました。町内会同士の関係の深さを学ばさせて頂いた」と話し、苫小牧出身の永井さんは「大韓航空機撃墜事件の出来事を風化させないよう子ども達に平和の大切さを伝える取り組みは、とても勉強になりました。この地に来て学ぶことの意義は大きかった」などと語った。
 全てのカリキュラムを終え、2日に学生2人に対し修了証を手渡した千葉議員(49)は「地域の実情を知ることで、これからの社会に活かして頂きたい。いつか社会で活躍する2人との再会を楽しみにしています」と話していた。