全部で8万7000匹放流 ヒラメ稚魚 「資源安定に寄与」と振興局

宗谷管内栽培漁業推進協議会は2日、抜海漁港でヒラメの稚魚2万4000匹を放流した。
ヒラメの資源保護など目的に平成8年度から行っているもので、昨年度までに654万匹を放流している。
2日午前11時前、羽幌の栽培漁業振興公社で飼育されてきた体長5㌢のヒラメを積んだトラックが到着し、稚内漁協、宗谷総合振興局の職員と漁業者らがトラックから降ろしたヒラメを漁船から大海原に放っていた。
3日も抜海漁港、4日稚咲内漁港、5日東浦で放流される予定で今年度合計し8万7000匹放流する。
宗谷総合振興局(水産課)によると、ヒラメは全道的に1000〜1300㌧の漁獲量で推移しており、管内では令和5年34㌧、令和6年57㌧と増加している。振興局の職員は「漁獲量に影響しているかわからないが、継続することで資源の安定に寄与している」と話していた。


