大韓機撃墜から42年 1日平和祈念の日に子ども達の絵の灯籠も

子ども達の平和を願う絵が描かれた灯籠

 大韓航空機撃墜事件の犠牲者らを慰霊する第20回稚内市子育て平和祈念の灯は、9月1日午後6時から北防波堤ドームで行われる。
 昭和58年9月1日に発生した大韓航空機撃墜事件で犠牲となった日本人28人を含む乗客269人の慰霊と世界の恒久平和を願い、ドーム内に100基、市役所前に50基の燈籠を点灯し犠牲者の御霊を供養する。
 ドームでは今年、東地区活動拠点センターで週2回開催のお絵描き教室「クローバーキッズ」(千葉幸恵代表=朔北美術協会員)で絵を習っている子ども達が平和を願い描いた「鳩」や白鳥で形どった「ハートマーク」などの絵30枚を張った灯籠が灯される。
 式には遺族関係者として事件で父親を亡くした山口真史さん(兵庫)、兄を亡くした川名正洋さん(静岡)が出席しオープニングで世界の平和を願い稚内フラウエンコールとエンジェルボイスが合同で「みどりと愛と平和」を合唱するなどの開会式あと燈籠に点灯するが、その際の市民参加を呼びかけている。
 式典前の午後5時15分からワークショップ「ペットボトル灯ろうづくり」が催される。