坂の下海岸などに流木漂着 大雨の影響 天塩川などから流れてきたか

 大雨の影響で天塩川などから流れてきたと見られる大きな流木が坂の下海岸から西浜地区の前浜などに漂着している。周辺でコンブ漁などをしている漁師は「最近は漂着してくる流木が多い。沖に未だあるかもしれない」と不安を口にしていた。
 お盆が明けて以降、大雨となる天候が多い道北地方は今月17日、天塩町で24時間降水量は観測史上最大の155㍉を観測。26日にかけても各地で100㍉以上の雨が降り、大雨の影響で各地の川は増水した。
 今年は24日まで開設された坂の下海水浴場で利用されていた砂浜には、5㍍以上の流木が何本も流れ着いており、西稚内漁港周辺にも大きな流木が漂着している。
 西稚内漁港で28日朝船付き場前に漂着していた小さめな流木の片付けをしていた漁師は「流木を片付けないと船が出せない。最近は漂着する数が多く、最近もまた大雨となり、また流れ着いてくるのでは」と作業をしていた。
 暴風などにより海がシケた影響で、前浜には大量のコンブなど海藻が大量に漂着。28日朝、漁師が太さなどを見ながら根切れコンブ拾いをしていた。