週末雑感
本紙が紙媒体以外にホームページ、電子版を提供するようになり10数年経ったが、お盆の休刊後の18日にHPに載せた「宗谷岬で長蛇の列 土産店、飲食店混雑」が1万5194回もの閲覧数に至ったことに驚くとともに稚内といえば宗谷岬なことを改めて教えてくれた。
HPは無料で提供しているが、閲覧数を業者に有料でカウントしてもらい数字を入手している。20日の閲覧数としての表示数は19日以前のもので15日~17日まで休刊したとはいえ他の記事が多くても100台なのに対し断トツだったのが宗谷岬に長蛇の列だった。
HP閲覧数は毎日、情報として入手しているが、20日は総計で1万8千回(訪問者1・5万人)と圧倒的だった。因みに18日の閲覧数は3500回ほどであった。
今年で創刊75周年を迎えた本紙は一時、1万部を優に超えていた頃があったが、今は6千部台まで減ってしまい有料の電子版(税込み月440円)は130人ほどの契約と低迷しているが、無料ということもあるのだろうが、HPはくだんの多さで嬉しさ半分と言うところか。
本紙の読者の高齢化も目立つ上、地方への移転や死去などでの契約打ち切りも少なくない。どの事業も人口減少という荒波により減量経営を強いられているが抜本的対策を講じられず呻吟しているのが現状か。
現状と先行きを嘆いていても詮ないことだが、稚内市全体を俯瞰する市長はじめ稚内市に細くなる市勢への確固たる展望を持ち合わせているかと問えば甚だ疑問がある。

