20日あわやの事態に 稚内空港で重大インシデント

 稚内空港で20日、新千歳発の全日空機が稚内空港滑走路上に作業用の車両がいたにも拘らず着陸態勢に入り、車両が退避するトラブルがあった。
 関係者によると、20日午前11時過ぎ、旅客機が滑走路上を鳥を追い払う作業を行う車両が走行していたにも拘らず着陸態勢に入り、その間、旅客機に気づいた車両が滑走路の外へ退避し、着陸した。乗客と乗員あわせて74人にケガはなかった。
 国土交通省は今回の事案を事故に繋がりかねない「重大インシデント」として事故調査官2人を派遣し詳しく原因を調査することになる。
 全日空は「調査に全面的に協力してまいります」とコメントしている。