1週間ぶりに宗谷線再開 JR北海道 市民や観光客安堵

 大雨による線路下の砂利の流出などで運休していたJR宗谷線が23日朝から運行を再開し、通常ダイヤに戻った。
 JR北海道は今月17日の大雨により宗谷線の糠南〜豊富間で線路や枕木を支える砂利が流出するなど大きな被害が出たことを受け、音威子府〜稚内間で列車の運転を見合わせていた。復旧工事を終えて約1週間ぶりに運行を再開した。
 稚内駅始発の名寄行きの普通列車は車両繰りのため運休となったが、23日午前6時36分発の旭川行き特急「サロベツ2号」には、稚内駅から50人以上が乗車した。
 運行30分前には改札口に市民や旅行者らが待機し、1週間ぶりの運行再開に観光で稚内を訪れたという兵庫県の男性は「稚内に来た時は、代行バスで旭川に行こうと思ってましたが、21日に再開されると分かって良かった」、市内の女性は「旭川の病院に行く予定で再開して良かったです」などと話しホッとした表情をしていた。