課題解決に向け聴取 慶應大の学生 勤医協医院で訪問看護について

地域診断を通して課題解決案を提案しようと来稚している慶應義塾大学の学生が20日夕方、道北勤医協宗谷医院で訪問看護などについて職員らにインタビューした。
参加した医学部の学生らは、勤医協の居宅介護支援事業訪問看護ステーション宗谷さわやかサポートの村上和所長、出倉幹也主任介護支援員など病院スタッフ、道北勤労者医療協会の平間信雄室長らに地域医療の課題などについて質問した。
訪問看護での患者との関わりなどインタビューする中、患者の利用ニーズの変化や今後、どのような訪問支援が増えるかとの学生の質問に、村上所長は「ヘルパーが少ない中土曜日、日曜日のサービスを昔のように出来ないなど、利用者のニーズに応えられるほどの人員がいないのが現状。現役世代は核家族化が進んでいることで家族や親戚が介護をするということも少なくなっているので難しくなっている」などと答えていた。
このほか、医療現場では電子カルテを活用することで業務負担が減ったこと、市民の健康志向を高めるようなイベントが減っていることなどについても答えていた。


