杜撰な管理を追及 市議会総経委 メグマ沼公園木道破損で

 市議会総務経済常任委員会が18日、市正庁で開かれ、鳥獣保護管理法改正に伴う稚内市の対応状況▽メグマ沼自然公園について質疑が交わされた。
 今年5月の点検で相当数の破損カ所が確認されたメグマ沼自然公園の木道については、堀毅都市整備課長が破損状況を説明し現在、立入禁止の措置がなされるも8月中には部分修繕が終わり9月から供用する予定にあるとした。
 この供用カ所が3ルートある木道の1ルートに過ぎないことから他の2ルートの破損状況を千葉一幸議員(志政会)が質す中で「この数年間で(破損カ所として)確認されたのが165カ所に及んでいるのは行政として問題でないのか。きちんと対処していなかったことになる」と市の対応を批判した。
 9月から改正される鳥獣保護管理法については中村公博議員(市民クラブ)が「クマやシカだけでなくアライグマなど他の動物も住宅地などに現れ菜園などの野菜に被害が出ている。何らかの対策を対応してほしいが、スピード感という観点では動きが鈍く、改正法ではハンター動員と銃駆除の決断が警察から稚内市(市長)に代わることで不都合が生じないか」と質し、吉田大輔議員(市民クラブ)、森敬四郎議員(自民政友会)、鈴木利明議員(公明党)がそれぞれ「市が判断するということで苦情が殺到し通常業務に支障出ないか」(吉田議員)「ハンター出動料と処理料は」(森議員)、「研修費拡大の曖昧さ」(鈴木議員)を質問され、新田浩司農政課長が答弁していた。