郡さん一家ら演奏披露 聴衆100人にも キタカラでコンサート

 プロの演奏家として活躍する稚内出身のクラリネット奏者の郡・ヌヴー・尚恵さん一家と音楽仲間が12日午後キタカラでコンサートを開いた。旅行者や市民が100人以上集まり美しい音色に惹き込まれていた。
 お盆休みで帰省した郡さん(53)と夫で東京交響楽団首席クラリネット奏者のエマニュエル・ヌヴーさん(50)、長男のヌヴー龍星君(11)の一家に加え家族旅行で初めて稚内を訪れた日本を代表するサックスグループ「スピリタス」メンバーの波多江史朗さん(55)、稚高卒で洗足学園音楽大学1年生のクラリネット奏者・齋藤耀祐さん(19)の5人が演奏を披露し、プロ演奏者の3人がバッハの曲などで息の合ったハーモニーを響かせた。
 アトリウムいっぱいに響く音色に、道行く人は足を止めて1時間ほどのコンサートを堪能。会場からのアンコールで読売ジャアンツファンという龍星君の好きな「巨人の星」も演奏した。東京からの旅行者は「お土産を買いに来たんですが、素敵な音に惹かれ1時間楽しませてもらいました」と感激していた。
 郡さんは「SNSやプレスさんの記事(WEB)を見て、札幌や富良野から来て頂いた方もいて嬉しかったです。沢山の方に集まって頂き有難うございます」と感謝し、波多江さんは「稚内での演奏はとても楽しい時間になりました」と話していた。