前年度の点検結果など報告 第1回宗谷地方地下占用物連絡会議

第1回北海道宗谷地方地下占用物連絡会議が6日、稚内地方合同庁舎とオンラインで開かれ、道路陥没などの事故を未然に防ぐため、管内の下水道点検状況など情報を共有した。
今年1月、埼玉県で下水道管の破損に起因すると考えられる道路陥没事故が発生したことを受け、道開発局では、道路管理者と地下占用事業者が災害防止に取り組む会議を開いており、開建ごとに前年度の路面下空洞調査結果など情報共有すべく初めて会議が開かれることになった。
会議に出席した稚内開建、北電、市町村担当者ら30人を前に、開建の臼井調査官が「事故を踏まえ、情報共有の強化など求められている。道路陥没事例は全国で発生しており、官民一体となり事故を未然に防げるよう協力をお願いしたい」などと挨拶した。
このあと、全国で発生した道路陥没の事例、道路陥没事故を踏まえた対策検討委員会による提言などについて説明があり、稚内開建管内の令和6年度の路面下空洞調査では13カ所に異常、水道管点検では31カ所の不具合が見付かった一方、電力施設では異常はなく、通信施設ではマンホールの不具合が1カ所確認されたことが報告された。


