新規高卒者の求人など要請 商工会議所に振興局、市など

 宗谷総合振興局、市などは4日、稚内商工会議所に来年の新規高卒者の雇用や職場定着に向けた取り組みに関する要請を行った。
 管内では、今春の新規高卒者の就職内定率が100%を達成しているものの、管外流出に伴う人口減少、 需要の減退に伴う地域経済の縮小が懸念されており、来年の高卒者が自分に適した職業選択への支援に向け、就職活動で重視されるウェブページでの情報発信、早期離職することなくスキルを積み重ね成長できるよう個別指導など丁寧な育成などついて協力を求めた。
 経済センターで行われた要望では、西岡振興局長から中田会頭に要望書が手渡された。
 西岡局長は「来春の新規学卒予定者が適切に職業選択行い、早期離職防止のため地域の企業で成長して行けるよう育成の推進などについて特段の配慮をお願い致します」、中田会頭は「HP、SNSでの業務内容、福利厚生などの紹介やインターンシップなど取り組み続けて行きたい。離職防止のため、会社全体でのフォローアップなどにより、宗谷から一人でも離れることのないようにして行きたい」などと話していた。