高校生まで医療費無料 市長記者懇 今月から無償化スタート
工藤市長は5日、記者懇談会を開き、高校生までの子どもに対しこれまでかかっていた医療費(初診料など)について、今月1日から助成を拡大し完全無償化になったことなどを明らかにした。
7月末までの旧制度では、医療費助成には所得制限があり、更に初診時に一部負担あったが、8月1日から旧制度の制限を撤廃し無償化(医療保険適用外は対象外)となる。今回の医療費助成拡大に工藤市長は「子どもを持つ家庭の負担を少しでも軽減したい。子育て環境を充実したいという思いで取り組んできました」などと事業の趣旨を説明した上で「今は物価高騰など厳しい子育て環境にある。少しでも市民の皆さんの安心できるよう後押しにしたい」などと述べた。
今月31日は潮見が丘小を訓練場所に2年に一度の稚内市防災総合訓練が実施される。児童や周辺町内会、企業など25団300人以上が参加し、地震や津波を想定した情報伝達、避難、避難所開設、救助・救出、炊き出し訓練などを行う。
7月30日にあったロシアのカムチャツカ沖での大きな地震の影響により、稚内にも津波注意報が発表されたことが記者懇の中で話題となったことでは要望活動で東京に出張中だった市長は「今回の津波注意報などを教訓に防災訓練では実践的に取り組んでいきたい」とした。
また5月22日深夜、潮見3の国道40号沿いの自動車販売店前で発生した電柱に衝突した車の車両火災で、炎上する車両に取り残された男性1人を救助したとして、市内の男性4人を6日に市長会議室で表彰することを説明した。
東京稚内会の前会長の小坂輝雄さんらの縁により、北海道好きで道内に縁があるなど首都圏で活動する「なまらいいんでない会」の例会が今月29日夜、サフィールホテル稚内で開かれる。会の代表や小坂さんら一行25人が来市し親睦を深めるほか、宗谷岬や白い道、樺太記念館なども観光すると話していた。


