好天恵まれ人出3万8260人 みなと南極まつり 掉尾飾り2500発の花火

工藤市長を先頭に踊る市役所チーム

南極まつりの掉尾を飾った花火大会
第62回稚内みなと南極まつりは2、3の両日ともに夏らしい暑さのなか盛大に開かれ、2日夜の北海てっぺんおどりと南極おどりの競演に8000人余りの観衆が集まり、3日のボートレース、掉尾を飾る大花火大会も多くの市民らが訪れ、2日間で延べ3万8260人(昨年2万7785人)の人出でにぎわった。
南極まつりのフィナーレを飾った大花火大会は3日夜、北防波堤ドーム周辺で行われ、2500発の花火が夏の夜を華やかに彩り、花火を打ち上げる1時間前から北防波堤ドーム公園や中央埠頭など岸壁に1万3000人が集まった。
午後8時半過ぎからのスターマインで始まり早打ちや水上花火、果物やハート型の創作花火などが打ち上げられるたびに歓声が上がり、最後の早打ちスターマインなど競演の「真夏の夜の夢」では、一際大きな花火が連続して打ち上げられ、夏の一大イベントを締め括った。
第43回わっかない観光物産まつりは、地元の飲食ブースや沖縄県石垣市や鹿児島枕崎市、茨城県つくばみらい市の特産品フェアコーナーなど14店が出店。カツオの藁焼き体験=写真=など様々な催しもあり、2日間で1万2500人が訪れていた。

2日夜、中央アーケード街で行われた北海てっぺんおどり、南極おどりは様々な衣装に着飾った踊り手がアーケード街を練り歩いた。
企業や町内会、学校など29団体776人が参加した北海てっぺんおどりは、浴衣や顔をペイントしたりしカラフルな衣装を着た踊り手が、8000人余りの観衆前で踊りを披露した。引き続き行われた南極おどりに参加した38団体930人の踊り手たちは南極音頭に合わせて踊り、観衆は手拍子するなどし会場は一体感に包まれていた。
北海てっぺんおどりの入賞チームは次のとおり。
▽最優秀賞 宗谷ダンスプロジェクト▽優秀賞 Mallow
Blue▽敢闘賞 稚内自衛隊、稚内青年会議所、稚内市文化協会、宗谷バレーボールクラブ、稚内大谷幼稚園・オアシス保育園、ミニバス少年団アルピナガールズ▽大会長特別賞 育英館大学、稚内南中バドミントン部▽大会実行委員長特別賞 SORANスクール・ルミナス、LEGARE V・C Jr。
「巡視船公開される」

稚内海保は2日午後ドーム横に停泊している巡視船「りしり」を一般公開し家族連れらが船内を見学した。
稚内みなと南極まつりの開催に合わせて、一般公開されたもので家族連れらが操舵室や甲板などを見学し、海上保安制服体験もした。操舵室では海保職員から海の警戒業務などの説明があり、子ども達は双眼鏡を手に海保職員になり切っていた。
稚内海保は「海の事件・事故の時は118番をお願いします」とPRしていた。


