「費用対効果拘らず整備」 商工会議所 の官庁要望 中田会頭らに手応え

稚内商工会議所と宗谷管内商工会連合会による出札・上京した官庁などへの要望活動が行われ、28日の道開発局への要望で中田伸也会頭は「食・観光・ゼロカーボン全てを網羅しており239基もの風力発電施設稼働、データセンターと水素製造誘致など地域経済発展に努めているところであり▽国道40号の規格の高い道路と北海道縦貫自動車道の整備▽稚内空港の冬期就航率向上の滑走路横風対策▽稚内港整備促進▽勇知、幌延地区の農地防災事業促進など挙げた。
この要望に対し遠藤開発局長は「宗谷管内は食・観光・再生可能エネルギーをフルに備えた地域であり開発局として皆さんと知恵を出し合い必要な予算確保に繋げたい。このあと上京し要望すると聞いており、民間の地域経済団体である皆さんの要望活動は意義深く地元の声を届けていただきたい」と発言した。
翌29日の国土交通省の沓掛局長への要望で中田会頭は「防災・減災の観点からも国道40号、238号、275号整備の予算確保は当地方の経済にとって重要」と要望趣旨を、武部代議士は「全ての道で冬期間の安全対策ばかりでなく激甚災害に備えた強靭化対策と海岸浸食対策が急がれており、医療の脆弱さにとって国道は〝命の道〟になっており整備を進めて参りたい」とし、沓掛局長は「費用対効果にこだわらず高規格道路の整備を促進して行きたい」と前向きに答えていた。


